ふと、「蒔きたいな、タネ。」となったので、いくつか植物の種子を買って2024年3月上旬に播種しました。本記事は、そのときに播種したパキポディウム グラキリス (Pachypodium rosulatum var. gracilius) の成長記録になります。
一緒に播種したアガベ オテロイとパキポディウム エニグマチカムの育成記録はこちら。
種を買う
「はじめてだし、まずは有名なショップさんで買おう」と思い、seed stock さんで 2023J ロットを 10 個購入しました。
パキポディウムの現地球は買ったことがないので、実生でのパキポディウム入門です。商品名で気づきましたが、グラキリスってロスラーツムの変異種という位置づけなんですね。とか言いつつ、ロスラーツムについても詳しくはないんですけどね笑
seed stock さんはすこし多めに送ってくれるので、実際は 12 個くらいのグラキリスの種が届きました。
種子を水に浸ける
購入した種子が到着したら、まずはベンレートを溶かした水に種子を 12 時間ほど浸けました。グラキリス実生もアノヒノエンゲイさんの動画を参考にしています。
※メネデールはおまじないくらいの印象だったので入れませんでしたが、ちゃんと発芽してくれました。
種子を蒔く用土
グラキリスの播種には、プレステラ 105 (浅) に 7 割ほどアガベ育成で使っている用土を入れて、その上にプロトリーフの「盆栽の土」を敷きました。この盆栽の土は赤玉土の細粒がメインの用土なので目が細かく、発芽したばかりの根が張りやすくなるように敷いています。しかも安いです。
播種していく
播種は、種子を用土の上に置いていくだけ。ピンセットがあると便利です。パキポディウムの種子は好光性と言われていて発芽に光が必要なため覆土はしない形になります。結果的にアガベと同じですので楽ですね。
種子を蒔き終わったら、ラップを被せて湿度が高い状態をキープするようにします。また、用土が乾かないように腰水で管理しました。
播種後、発芽までのお世話
朝昼晩の1日3回、霧吹きをしてラップ内の湿度が下がらないようにします。
画像は、大体1週間後の3月13日の様子。8個ほど発芽していますが、エニグマチカムと比べるとなんだか勢いがないような気もします。鮮度的な問題でしょうか。
播種から2ヶ月
播種から2ヶ月ほど経過した2024年5月12日。すっかり本葉も増えて、見慣れた実生のグラキリスの姿になってきました。ただ、グラキリスは調子を崩して枯れていってしまうものが多いですね。
また、エニグマチカムは調子が良さそうな環境でも、グラキリスの細い葉は葉焼けのような感じで傷んで落葉する頻度が高いように思います。グラキリスは自分の環境だと難しいのかもしれません。
いろいろ試行錯誤してグラキリス実生をうまく育てる方法を勉強してみようと思います。
【この記事は植物の成長に合わせて不定期で更新中です】