2024年3月に播種したパキポディウム エニグマチカム (Pachypodium enigmaticum) の成長記録になります。
同じタイミングで播種した植物の一覧はこちら。
- アガベ オテロイ
- アガベ エボリスピナ
- パキポディウム グラキリス
- パキポディウム エニグマチカム
- アロエ アルボレセンス (モニター種子)
種子の購入
種子はシードストックさんで種子を10個購入。シードストックさんはいつも多めに送ってくれるので、結果 12 個の種子を入手しました。
現地球は購入したことがないため初パキポディウムは実生です。エニグマチカムはアノヒノエンゲイさんの動画で知りました。小さいときのかわいらしいフォルムに魅せられて、ぜひ実生で育てたいと思っていた植物でした。
播種していく!
エニグマの播種は種子を用土の上に置いていくだけ。ピンセットがあると便利です。パキポディウムの種子は好光性と言われていて発芽に光が必要なため覆土はしない形になります。結果的にアガベと同じで楽ですね。
種子を蒔き終わったら、ラップを被せて湿度が高い状態をキープするようにします。また、用土が乾かないように腰水で管理しました。
播種後、発芽までのお世話
朝昼晩1日3回、霧吹きをしてラップ内の湿度が下がらないようにします。自分は在宅で仕事をしているため1日3回も霧吹きができるんですが、出社されている方は朝晩だけで十分だとは思います。
画像は、大体1週間後の3月14日の様子。まさかの12個すべてが発芽。このときのエニグマチカムの種子は鮮度が良かったのかもしれませんね。小さな子が描いた絵みたいな芽がかわいい。
播種から2ヶ月
播種から2ヶ月ほど経過した2024年5月12日。エニグマチカムは大きな葉をたくさん展開してくれています。1株だけ調子を崩して枯れてしまったので現在11株。それでも購入時の個数を超える数なので大満足です。
(自分の環境だと) エニグマさんはグラキリスと比べて実生の育成が簡単な気がしています。葉が大きかったり厚めだったりするのも影響しているかもしれませんが、葉焼けのような症状もないですし葉先が枯れてくるみたいなことも起こりにくい印象です。
まんまるに育ってくれているので、このまま大きくしていこうと思っています。お気に入りです。
鉢上げ
発芽から5ヶ月ほど経ってプレステラ105の中でぎゅうぎゅう詰めになっていたので鉢上げしました。
鉢上げ前の状態はこんな感じ。
鉢をひっくり返すと良い根がびっしり!根張りで負けてしまった株は小さいままなんでしょうか。この鉢上げを機に挽回して欲しいな…
同じく実生のパキプスも一緒に鉢上げしたのですが、いい機会だったので新しくコーデックス用の用土をブレンドしました。今回作成した用土の内訳は、赤玉 (4) : 軽石 (10) : ゼオライト (1) : ゴールデン培養土のペレット (1) です。詳しくは2024年版の用土配合まとめ記事か、実生パキプスの成長記録を参照してください。
根張りと葉の多さ、株の大きさは比例するように思いますので、まずは根を充実させるのを意識して水やりをし用途思います。また、葉水も葉数を増やすのに寄与するようなので霧吹きもやっていきたいと思います。
鉢上げ後は落葉が目立ちました。根が張って調子を取り戻してくれるまでは仕方ないと考えていますが、あまりにも続くようなら対策を打たないとなと思っています。
【この記事は植物の成長に合わせて不定期で更新中です】