アガベ オテロイ (Agave Oteroi) の実生の記録です。播種した2024年3月から1年間の成長の様子を記録します。
同じタイミングで播種した植物の一覧はこちら。
- アガベ オテロイ
- アガベ エボリスピナ
- パキポディウム グラキリス
- パキポディウム エニグマチカム
種子の購入
はじめての実生だったので有名なショップで購入しようと思い、シードストックさんで購入させていただきました。
このときは2023年5月のロットで、購入時点では入荷から半年以上が経過していたので少し心配しつつも50個購入。シードストックさんは少しだけ多めに送ってくれるので、実際は60個くらいのオテロイの種子が届きました。
執筆時点 (2024年6月) では2024年5月ロットも新しく販売されているようですので、追加で蒔こうか心を揺さぶられます…
アガベ実生の具体的なやり方は、こちらの記事で詳しく説明していますのでぜひ参考にしてください!
播種!!
播種は、種子を用土の上に置いていくだけ。ピンセットがあると便利です。アガベの発芽に光の有無は関係ないようですが、手間が省けるのと発芽を観察できるという理由から覆土しないほうが良さそうです。
種子を蒔き終わったら、ラップを被せて湿度が高い状態をキープ。用土が乾かないように腰水で管理しました。
播種後、発芽までのお世話
基本は朝昼晩に霧吹きをしてラップ内の湿度が下がらないようにします。
2、3日もすると30個くらいが発芽しました。画像は播種から12日後の3月19日の様子。51個ほどが発芽していて85% くらいの発芽率です。
播種から1ヶ月
播種から 1 ヶ月ほど経過。子葉から 1 枚目の本葉が頭を出したような状態になっています。よく見ると 2 枚目の本葉の頭が覗いているものもちらほら。
全 50 株の中でも異彩を放っているのがこちら。他と比べてかなり明るいグリーンで、むしろネオンイエロー感もあります。当初は成長できずに脱落してしまうのでは…と心配していましたが、無事本葉を展開して成長してくれています。きれいなライムグリーンのオテロイに育ってくれないかなーと期待してます。
播種から2ヶ月
播種から 2 ヶ月ほど。中には2枚の本葉が展開して、3枚目も頭を出してきてます。平均して1ヶ月で1枚くらいの展開速度でしょうか。また、1ヶ月前では注目していなかった株の鋸歯がいい感じになっていたりもしています。播種から数ヶ月で選抜みたいなことは無理そうだなと察しました。
播種から半年経過!鉢上げと選抜
播種から半年が経過したので、鉢上げと個性が強そうな株を選抜しました。YouTube 動画にしてみましたので、ぜひご視聴ください!
播種から9ヶ月
YouTube 動画で1軍レギュラーに選ばれた管理番号 BS-001 と BS-002 をご紹介。(BS-XXX は実生やノーネームをご紹介するときにわかりやすいように振っている管理番号です。)
BS-001 はワックス層のある青白い葉とうねるサイドスパインを特徴として持っています。最近はトップスパインも太くなってきており、小苗ながら凶暴な見た目になってきています。
そして BS-002 はオテロイらしいグリーンのムッチリした葉をしていて、がっしりしたサイドスパインが特徴です。次の葉のトップスパインのバンド幅がかなり大きそうでワクワクしています。
【この記事は植物の成長に合わせて不定期で更新中です】