ガジュマルは生育旺盛なので気を抜くと葉が生い茂って風通しが悪くなってしまいます。とくにうちのガジュマルは、もともと大きく育てたいと考えていたので縦にも伸びており、ベランダでかなりの存在感を放っていました。
しかし、ガジュマルは冬になると屋内に取り込まないといけないこともあり、今後はなるべく現在の鉢サイズで小さく育てていきたいと考えるようになりました。そこで、今年 (2024年) は強剪定することでコンパクトに切り戻していきます!
いざ!剪定!
ガジュマルの剪定は春の4〜5月、または秋の9〜10月あたりが良さそうです。ぼくはゴールデンウィークに決行しました。
このガジュマルは双幹の樹形をしています。まずは2本の幹を程よいところで切ってあげました。個人的には、気根を増やしてワイルドに仕立てるのがガジュマルの楽しみ方かなと思っているので、気根をなるべく減らさないような位置で切るようにしました。さらに、2本の幹から中心に向かって伸びて風通しを悪くしていた枝も一緒に剪定しました。
ガジュマルは切ると白い樹液を出しますが、人によってはかぶれるようなので触らないように注意してください。
剪定後はなんだか残念な感じになってしまいますが、今年もぐんぐん成長してくれると思うので、すぐにボリュームのある姿を取り戻してくれるはず。ガジュマルは枝葉をすべて切り落として丸坊主にしてしまっても枯れないくらい強い植物なので、強気で切って問題ありません。
大量の枝が発生したので挿し木
さて、長い太めの枝が4本ほど採れたので、挿し木してガジュマルを増やしてみようと思います。…これ以上増えてもらってもうちに置き場所はないのですが、もったいないという気持ちが勝ってしまいました笑
それでは挿し穂を作っていきましょう。まずは蒸散を抑えるために枝についている葉の数を減らしてあげます。残した葉も半分にカットしてあげることで葉の面積を小さくして蒸散によって逃げていく水分の量を減らします。葉の処理が終わったら、土に挿す側の切り口は斜めに切ることで土との接触面積を大きくしてあげます。
ガジュマルの挿し木はかなり簡単でほぼ成功すると言っても良いくらい。去年も2本挿して2本とも成功しています。
ガジュマルの用土につかっているのはプロトリーフの「観葉植物の土」で、挿し木でも同じものを使っています。
剪定後の新芽と挿し木の様子
剪定作業から1ヶ月経過した6月の様子です。剪定した切り口付近から新芽が生えてきました。中心に向かって生えてきているものもあるので見つけたら摘んでいます。
挿し木の方も鉢から抜けなくなっており発根しているようです。新芽も出てきてくれていますし順調です。(これでガジュマルが4本増えることがほぼ決定したと言っていいので里親を探さないとなあ…)
ガジュマルを大きく切り戻すのははじめてでしたがうまくいってよかったです。ガジュマルは育てるのが簡単で本当に助かります。今年はどんな成長をしてくれるのか楽しみです。
まとめ
今回は大きくなったガジュマルの切り戻し剪定についてご紹介しました。
ガジュマルの育て方についてもっと知りたい方は、東京寿園さんの記事がおすすめです。ガジュマルがどんな植物なのかといった基礎的なところから、気になる水やり頻度や置き場所、今回試した剪定についても解説されています。